研修記事(~R8.7月)

『令和8年度 市実施2年目研修①』@大研修室

5月21日(木)16時より、「令和8年度 市実施2年目研修①」を実施しました。
本研修では、小・中学校の2年目教諭を対象に、昨年度の実践を振り返りながら、今年度の目標設定や一学期に重点的に取り組む内容について整理しました。また、現在それぞれが取り組んでいる実践や課題について交流し、互いの経験を共有しました。

1年間の経験を通して、必要な力や今後深めたい実践を具体的にとらえ、成長への意欲が感じられました。一方で、責任ある役割や校務分掌を担うことで、昨年度とは異なる悩みや課題を抱えている様子もうかがえました。

グループ交流では、他校の実践や考え方に触れることで新たな視点を得て、自身のワークシートに内容を書き加える姿も多く見られました。参加者同士が経験や工夫を共有し合うことで、日々の指導改善につながる有意義な研修となりました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・初任の時よりも流れや学校にとって必要なことが分かってきたと思う。自ら考えて動くことを心がけたい。

・目標を書き出すことで、ゴールが明確になり、今自分が取り組むべきことが見えた。

・2年目教員として、安心して仕事を任せられる人になりたい。昨年度は先輩方に助けてもらうことばかりだったので、今年度は少しでも返せるように頑張りたい。

・先を見て行動することが大切だと思った。また、今できていることを継続しつつ、できることを増やしたい。十分なスキルを身につけ、頼られる側になれるように積極的に動いていきたいと思う。

 

 

『令和8年度 第2回i-station学習会』@視聴覚研修室・大研修室

今回の学習会では、二つの研修を同時開催し、そのうち一つを人権教育課 南指導主事と速水指導主事が担当しました。「みんなでとりくむ特別支援教育」をテーマに、子どもたち一人ひとりの教育的ニーズを丁寧に整理し、日々の指導へどのように生かしていくかについて学びを深めました。

また、基礎的環境整備においては、学校に「今あるもの」や「すでに行っていること」を基盤として活用していく視点の重要性が共有されました。既存の環境や実践を生かしながら支援を充実させることは、継続的かつ持続可能な支援体制の構築に有効であることを確認しました。

もう一つは、学校教育課 高橋指導主事と西村指導主事が担当し、「明日から実践!誰でもできる生徒指導対応!」をテーマに行いました。

不登校支援や保護者への電話対応、いじめ事案の初期対応など、学校現場で実際に起こり得る事例を取り上げ、児童生徒や保護者との関わり方について具体的に考えることで、日々の指導や支援の在り方について学びを深めました。

また、生徒指導においては、日頃から児童生徒一人ひとりを理解すること、環境を整備することなどが重要であることを改めて確認しました。

今回の研修を通して、教職員一人ひとりが児童生徒理解を基盤とした関わりを意識し、安心して学び生活できる学校づくりにつなげていくことの重要性を再認識する機会となりました。

 

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

「みんなでとりくむ特別支援教育」

・何度も聞いているものの詳しく知らない言葉について、深く知ることができた。

・支援が必要な子どもたちの問題行動が課題一つなので、研修で学んだことを学校全体に浸透させていきたいと思った。

「明日から実践!誰でもできる生徒指導対応!」

・たくさんいる中の一人ととらえるのではなく、個々の生徒一人ひとりに重きを置いて、関り・褒め・気にかけていきたい。

・色々な意見や考え方を聞くことができて参考になった。実際に生徒指導で困ったときは、学校内でも他の先生方に相談しながら、問題が小さいうちに動けるように意識していきたい。

 

『コグトレ研修』@大研修室

6月11日(木)16時より、「コグトレ研修」を実施しました。大阪府コグトレ学会理事の和泉市立国府小学校 井阪幸恵 先生をお招きし、「コグトレで感じる子どもの成長」をテーマにご講演いただきました。

個別の結果を子ども理解に生かすことで、一人ひとりの実態に応じた支援や手立てが充実し、学習指導においてよい影響をもたらすことについて、事例を交えて学びました。

また、認知機能が整うことで起こる「質的な変化」をとらえることについてもお話しいただきました。とらえた変化を見逃さず、次の言葉がけや指導につなげることは、子どもたちの自信につながり、さらなる成長を促すことができます。「コグトレ」がそのような好循環を生み出していくきっかけとなることを確認する機会となりました。

日ごろの実践や工夫を共有することで、多くの気づきや学びが生まれ、今後の取組みにつながるヒントを得ることができました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・まずは使ってみて、コグトレの効果を実感したいと思った。

・コグトレで子どもにどんな力がつくのか具体的に知ることができたので、取り組み方を校内で再検討したいと思った。

・色々な人と話ができたことで、各校園でどのように取り組んでいるのかが分かり、よかった。

・質的な変化が多岐にわたっていることについて、興味深いと感じた。

 

『第3回i-station学習会』@大研修室

6月25日(木)18時より、「第3回i-station学習会」を実施しました。前回同様、二つの研修を同時開催し、そのうち一つを人権教育課 田坂指導主事が担当しました。「日本語指導が必要な子どもの進路支援について」をテーマに、日本語指導が必要な児童生徒の状況や大阪府公立高等学校の入試選抜について知り、それらを日々の教育活動に生かすことについて学びを深めました。

日本語指導が必要な児童生徒やご家族が抱える不安や課題について共有し、一人ひとりに寄り添った支援の在り方について協議しました。また、昨年度の入学者選抜における選抜方法や合理的配慮の内容についても確認し、進路保障の視点から理解を深めました。

もう一つは、学校教育課 山本指導主事と佐伯指導主事が担当し、「1から始める授業づくり」をテーマに、模擬授業を通して授業づくりの基本について学びを深めました。「子どもたちが学ぶ楽しさを実感すること」と「各教科等の資質・能力が身につくこと」の両立が授業づくりの根幹であることを確認しました。

学習者の立場で授業を体験しながら、単元との効果的な出合いの工夫や必然性のある対話を生み出す手立てについて、実践的に考え交流する機会となりました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

「日本語指導が必要な子どもの進路支援について」

・小学校では日本語指導が必要な子どもの進路について、知る機会がほとんどないため、今回さまざまなことを知ることができてよかった。

・現在の高等学校への進学率や辞書指導の必要性など、新しいことが知れてよかった。

「1から始める授業づくり」

・実際に子どもの立場になって、「こういうことか!」と感じることができた。1日の大半を占める授業の重要性を改めて感じた。

・導入のときに気をつけること(工夫)を改めて学べた。

 

『令和8年度 司書教諭等研修会』@大研修室

6月26日(金)16時より、「令和8年度 司書教諭等研修会」を実施しました。大阪市主管学校司書の小前恭則 様をお招きし、『「学校図書館」がもつ役割とその可能性』について、「大阪市の現場からの学校図書館サービス論」をテーマにご講演いただきました。

学校図書館が果たす役割や読書支援・学習支援などについて、豊富な実践事例を具体的にご紹介ただきました。子どもたちが本に親しみ、読書への意欲を高めるための工夫として、コラージュ風のPOP作成や書評漫才など、多くの取組みを学ぶことができました。

また、司書教諭やその他の教職員との連携についてもご教示いただき、学習支援や授業支援を進めるうえで、大切にしたい視点や具体的な手立てについて理解を深めることができました。司書教諭を中心とした図書館教育を担当する教員と、学校図書館の活用について日々考えている学校司書が、同じ空間で、学校図書館について考えることのできる貴重な機会となりました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・おすすめの本をコラージュ風に貼り合わせるのは、カラフルになるし、子どもたちの興味をひきそうだなと思った。

・絵本や本の紹介だけでなく、学校司書のあり方、児童や教員との向き合い方など、改めて考える良いきっかけとなった。

・子どもたちが本に興味を持てるような取組みがたくさんあることに気づけた。

・今年度、初めて図書館教育担当になり、図書の貸し出し業務と図書室の見守りでいっぱいいっぱいな状態になっていた。今日のお話を聞いて、学校図書館の可能性にわくわくした。

 

 

『心肺蘇生講習』@視聴覚研修室

7月14日(火)11時より、心肺蘇生講習を実施しました。国際セーフティ株式会社の方にAEDの使用方法や胸骨圧迫の手順について、実技を交えながら分かりやすく教えていただきました。

倒れている人を発見した際には、まず周囲の安全を確認することや周囲の人に協力を求めることなど、救助活動を行う上で大切なポイントも学びました。

訓練用の人形とAEDを使用した実践的な演習では、胸骨圧迫のスピードや交代のタイミングを確認しながら、参加者同士で声をかけ合って取り組みました。

今回の講習を通して、人の命を守るための行動について、しっかりと学ぶことができました。

『男女共生教育リーフレット活用研修』@大研修室

7月21日(火)10時より、「男女共生教育リーフレット活用研修」を実施しました。

岸和田市教育委員会授業改善アドバイザーの多田直子 様をはじめ、岸和田市小学校教育研究会【性と生の学習部】の古川聖子 様、安井智子 様、岡本純 様から、「男女共生教育リーフレット」について実践をふまえながら、活用方法をご紹介いただきました。

発達段階に応じて作成されたリーフレットについて、指導の際に大切にしたいポイントや活用事例を丁寧にご説明いただきました。子どもたちが自分自身も周りの人も大切にし、幸せに成長していくために必要なことや教師が大切にしたい視点について理解を深めることができました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・今年度2年生を担当しているので、2年生の内容にとても興味があったが、1年生からの長期的な実践や流れが大切だと分かった。

・当該学年だけでなく、積み上げが不十分な学年については、何度でも伝え続けていくことが大切だと思った。

・「自分が感じる『快』には、幸せにつながらない『誤った快』があるということ、プライベートゾーンには【からだ】だけではなく【こころ】にも【つながり】にもあることを理解する必要がある」、というお話が特に心に残った。

・資料の活用方法や具体的な声かけなどが分かってよかった。校内全体で活用して、人権教育を進めていけるように活用したい。

 

『令和8年度 小中学校音楽科実技研修』@大研修室

7月24日(金)10時より、「令和8年度 小中学校音楽科実技研修」を実施しました。

四天王寺大学 非常勤講師の廣津友香先生を研修講師にお迎えし、「理論と実践をつなぐ音楽科研修~わら

べ歌を用いた音楽づくりのモデル授業~」をテーマに研修を行いました。

前半は、学習指導要領における音楽科の目標を踏まえ、「音楽的な見方・考え方を働かせる」ことで育成する資質・能力について理解を深めました。また、幼稚園から中学校までの学びのつながりについても確認しました。

後半は、「さらわたし」を題材としたモデル授業を体験しました。4つのステップ(段階)沿って活動を進めながら、それぞれの場面での具体的な言葉がけや、指導上のポイントを丁寧に教えていただきました。

研修を通して、わらべ歌を活用した音楽づくりの授業づくりについて理解を深めるとともに、さまざまな題材にも応用できる授業づくりの視点や実践のヒントを数多く学ぶことができました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】
・幼稚園から中学校までつながった学習であることがよく分かった。今後も音楽に親しむ機会を作っていきたい。
・音楽科のねらいや学力、意識するべきポイントなどがよく分かった。
・音楽的な学びにつながる有意義な活動になるように授業計画を立てていく重要性を再認識できる機会になった。
・「知覚」と「感受」について再確認できました。授業作りに生かしたいと思った。
・指導者の視点も子どもの視点もどちらの立場も考えながら学べたので、とても参考になった。

 

 

『令和8年度 小学校生活科研修』@大研修室

7月28日(火)14時より、「令和8年度 小学校生活科研修」を実施しました。

岸和田市立修斉小学校 岡本 航教諭を講師にお招きし、小学校と幼稚園の先生方を対象として「子どもたちの主体性をはぐくむ生活科の授業づくり」をテーマにご講演いただきました。

「つながり」をキーワードに、幼小連携の取組みや授業実践をご紹介いただきました。子どもたちが主体的に学び始める導入の工夫や「なぜ?」「ふしぎ」を引き出す環境づくりなどについてご報告いただきました。

子どもたちの思いや気づきを大切にした授業づくりの視点や日々の実践に生かせる多くのヒントを得ることができました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

(幼稚園)

・幼稚園での遊びが理科につながっているということを知ることができた。意識して保育につなげていけるようにしたい。

・共通した題材で導入や展開について話し合うことで、今後に生かせる学びにつながった。

・先を見通すことが幼稚園でも必要であると改めて感じた。また、反対に評価の違いなど、全てが同じではないということも認識することができた。

(小学校)

・子どもの実態に合わせて、主体的な姿を失わせないように工夫が必要だと思った。

・生活科のことだけではなく、3年生の社会科や理科につながるように教師がゴールを見据えておくことが大切であると学んだ。

・子どもたちのやる気を育てるには、まず教師が興味を持ってまわりをよく見ることが大切だと思った

 

『令和8年度 小中学校外国語教育研修』@大研修室

7月28日(火)10時より、「令和8年度 小中学校外国語教育研修」を実施しました。

関西大学外国語学部 教授 竹内 理先生をお招きし、「テスト問題から考える授業改善 ~よりよいテスト作成をめざして~」をテーマにご講演いただきました。

時代の変化にともない、求められる資質・能力が変化していることや次期学習指導要領を見据えた評価の在り方について、具体的な事例を交えながらご説明いただきました。

また、実際のテスト問題をグループで検討し、よい点や改善すべき点などについて活発に協議しました。妥当性・信頼性が保たれているかどうか、問題作成においても「目的・場面・状況」を意識できているかなど、多面的に考える機会となりました。よりよい授業づくりと評価の充実につながる多くの示唆を得ることができました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・「自分が習ってきたように教えていませんか。」と言われたときにすごくドキッとした。

今日教えていただいたことを今後のテストに生かしていきたい。

・テストにおける「目的・場面・状況」は考えたことがなかったので、とてもよい機会になった。

・「small talk」のすすめ方や中間指導等、実際にやり取りをしながら教えてもらえたので、本当に分かりやすかった。

・定期テストをお互いに見せ合うことで、どのような授業をされているのかもよくわかり、連携にはとてもよいと感じた。

『令和8年度 小中学校理科研修』@視聴覚研修室

7月24日(金)14時より、「令和8年度 小中学校理科研修」を実施しました。

一般財団法人大阪科学技術センター ティーチャーズスクールよりご派遣いただいた、大阪教育大学 名誉教授 横井 邦彦 様、名誉教授 有賀 正裕 様に「化学実験の基礎講座」をテーマにご講演いただきました。

主に「ロウソクの燃焼」「アルミニウムの反応を速める」「イオン化傾向、電池、電気分解を考える実験」について、実験を交えながら授業で気をつけるポイントや工夫などを具体的に教えていただきました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・身近にあるもので実験できたのがよかった。

・実験をたくさん経験できて楽しかった。この楽しい気持ちを子どもたちにも持ってもらえるような授業を作っていきたい。

・普段行っている実験のプラスアルファの部分を知ることができたので勉強になった。

・アルミニウムをとかす実験が今後あるので、反応を速める方法を教えてもらえてよかった。

『令和8年度 「総合的な学習の時間」研修』@大研修室

7月27日(月)15時より、大阪教育大学 准教授 佐久間 敦史先生を研修講師にお招きし、『令和8年度「総合的な学習の時間」研修』を実施しました。

次期学習指導要領を見据えた、「総合的な学習の時間」の在り方について、様々な知見をもとにご講義いただきました。盛りだくさんの内容をコンパクトにまとめていただき、参加者からは、「もっと聞きたい」というお声もいただきました。また、岸和田市立天神山小学校の清水良祐教諭には実践報告をしていただき、参加者による活発な討議が行われました。

佐久間先生のお話や実践報告・討議を通して、教師の役割や子どもの学びを深めるためのカリキュラム作りのポイントなど、多くの示唆を得ることができました。

【先生方のアンケートより(一部抜粋)】

・AIがあらゆる場面で活用されている昨今だからこそ、“AIではできない学び”が必要であり、その核となるべきものが「総合的な学習(→探究)の時間」ではないかと思った。

・「総合的な学習の時間」でどのような内容を扱うのか、あいまいな部分があったので、知ることができてよかった。教科横断的な取組みは大事だと改めて感じた。

・「総合的な学習の時間」が今後どう変わるのか、佐久間先生のお話と資料から見ることができた。子どもを主体に、探究活動ができるようにしていきたいと思った。

・総合に対する理解が深まりました。生活科についても他の教科のカリキュラムとつなげながら取り組んでいこうと思った。